shinyaの薬膳blog

薬膳をとうして色々な病気予防、改善して健康な体作りをする為のブログです

『食べる薬』と言われるほどの「キャベツ」

胃腸に優しい野菜

胃の痛み、不快感に

キャベツを取り入れて胃腸をいたわる!

 

キャベツに含まれるビタミンUは

 

胃の粘膜や胃壁を保護する

働きをする栄養です。

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こちらは、熱に弱い成分なので、

 

ビタミンUを意識して摂取する場合は

 

生で食べるか

 

さっと湯通しした程度のものを

使用するのがいいですね!

 

キャベツはスープや生のサラダや

ジュースなどにして摂取すると

薬膳効果が期待できるため

 

食べる薬」と呼ばれているんです。

 

胃の痛み、不快感や糖尿病、

便秘や吹き出物

ガンの発生まで抑えて効果が期待できる

 

キャベツと薬膳について解説します。

 

 

ビタミンUは別名キャベジン

キャベツの特筆すべきところは

胃の粘膜の再生や

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胃潰瘍の治癒に効果がある

ビタミンUやビタミンKを

豊富に含んでいるところです。

 


また、ビタミンCの含有量も

淡色野菜の中では

トップクラスという優秀さです。

 


このため、胃の痛みや胃腸の潰瘍に

一定の効果があることがわかり

 

薬膳としてもにわかに

注目を集めるようになりました。

 


キャベツから発見された

ビタミンUは別名キャベジン

とも呼ばれており、

胃腸薬としても知られています。

 


胃腸の他にも、

糖尿病や便秘、吹き出物、泌尿器系の

疾患に薬効があるとされており、

 

止血や痛み止めの効果

も期待できると言われています。


また、ガンの発生を抑える効果

があるとも言われています。

 

煮たキャベツでガン予防


煮たキャベツを食べ続けることで、

ガン予防につながると言われています。


キャベツは煮すぎないこと

がポイントです


煮汁も捨てずに一緒にいただくと

効能が高まります。

 


冷え性の人は生で食べ過ぎない

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ビタミンUやビタミンCなどを

効率よく摂取するためには


生食がオススメと紹介しましたが


生のキャベツには体を

冷やす性質があります。


冷え性の人は

食べ過ぎないように

注意しましょう。

 

 

卵とキャベツの中華スープを紹介しますね!

ゴマ油の風味がよく

優しい味なので作ってみて下さいね!

https://cookpad.com/recipe/6606363

 

まとめ

今が旬の春キャベツ

春キャベツは3月〜5月中旬が旬なんです。

 

手軽に使える万能野菜ですよね。

 

食べすぎないように少しずつ

毎日食べる事をおすすめします。

 

 

 

 

食べすぎ、飲み過ぎには胃をひと休み!

 

最近、食べすぎ飲みすぎた翌日は胃が辛い…

 

夜遅い食事や脂っぽい食事は胃がもたれる…

 

こんな経験ありませんか?

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これからの忘年会・新年会シーズンに向けて、胃が疲れたときにオススメしたい胃もたれを改善する方法をご紹介します

 

胃もたれを改善して楽しい食事を楽しむ

 

中医学では胃痛の原因はスムーズに流れるべき胃の気血が滞ることによって起こると考えられています。

 

胃は口から入ってきた飲食物を受け入れる搬入会社です。

 

食物を受け入れて細かく消化し、腸へ降ろしていくという働きを担っています。

 

そのため胃の気は下へ降りるのが正しい向きになります。

 

この胃の働きが衰えると、消化不良をおこすだけでなく、

 

胃の気が逆流して「胃気上逆(いきじょうぎゃく)」といわれる上方向への気の流れの異常となって現れるんです。

 

これがムカムカや吐き気などの胃もたれ、げっぷやしゃっくりといった症状です

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胃痛・胃もたれの主な原因

 

胃の気血の流れが悪くなる原因としては

①ストレス

 

②冷たいものの食べ過ぎ飲み過ぎ 

 

③暴飲暴食が挙げられます。

 

人の情緒を司る「」は脾胃の消化を助ける働きもあります

 

いやなことや心配事があると、胃が痛くなったり食欲がなくなったりするのはこのためなんです。

 

また、冷たい食べ物ばかり食べるのも胃の気血の流れを悪くしますし、

 

暴飲暴食で次々と食べ物が入ってくると、

 

働き過ぎの搬入会社(胃)の社員が「もうこれ以上は無理です!」と悲鳴を上げます。

 

このサインとして、痛みを発したり胃もたれを感じやすくなってしまうんです。

 

 

胃腸が弱っている時は、1日2食でバランスを

 

胃腸に負担をかけた翌日は、朝は消化を促すスープにしたり、昼は抜きにして早めの夕飯にするなど、1日2食にしてもいいですね!

 

まずは胃腸をいたわることが大切です。

 

また、現代人は食べすぎと言われているんです。

 

飲んだ翌日に限らず、定期的に夕飯を抜く「1日2食」の日をつくり、胃に消化活動をさせない休息を与えることは、実はとても良いことなのですよ。

 

大切なのは、ご自身で体調・体質をきちんと把握し、自分の健康を自分の力で調整・維持することがとても大切なことなんです。

 

そのためにもしっかりと食生活から改善を図りましょう。

 

 

胃痛や胃もたれのあるときにおススメの食材

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胃の不快感を解消する開胃(かいい)(=胃をスッキリ)作用のあるもの、胃気の上逆を改善する「降(こう)」の作用のある食材を摂ります。

 

おススメ食材

とうもろこし、にんじん、じゃがいも、里芋、白菜、青梗菜、りんご、大根、かぶ、キャベツ、パパイヤ、パイナップル、キウイなど。

 

 

胃痛・胃もたれのあるときに食べてはいけないNG食材

 

胃は食べ物の影響をダイレクトに受けるため、

 

おススメ食材のほかに胃の不快感があるときに食べてはいけないものについても知ってくださいね。

 

NG食材

冷たい食べ物や飲み物、香辛料や刺激物、

消化に悪いごぼう、たけのこ、

 

れんこん、硬い肉、脂身の多い肉、揚げもの、

砂糖たっぷりの甘いスイーツ、

 

塩分の強いもの、酸味の効いたもの、

味付けの濃いものなど。

 

まとめ

体のことを考え、違和感や痛みが出てきたときは、早めに対応することで、痛みが和らいだりします

 

胃をいたわり毎日を楽しく食事をしましょう!

 

 

目が疲れる、爪がもろくなるのはSOSのサイン‼︎

「肝」からの可能性

スマホやPCを使う時間が長くなり、夕方には目が疲れやすい人も多くなっています。

 

「目」と「血」と「肝」は、実は密接に関係しているのす。

 

目の疲れを改善して次の日に疲れを残さない

五臓に不調が生じると、その臓器に関係の深い特定の場所にサインが出ます。

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上の五臓関係図を見ると分かりますが「肝」の横に「目、爪、筋」と書いてあります。

 

」に不調が生じたときに、「目が疲れる」「爪がもろくなる」「足などの筋がつる」といった形でサインが出ることを表しているんです。

 

それ以外の臓器も同様です。

 

「肺」のところを見ると、「皮膚、鼻、呼吸器」とありますが、

「肺」が乾燥によって不調をきたしたときには、皮膚や鼻、呼吸器にはトラブルが出やすくなり、それらが「肺」の不調を知らせるサインであることと捉えることができるんです。

 

これらのサインが出たら該当する臓器の不調を疑い、ほかの症状なども検討しながら、その臓器を助ける養生を心がけてていきましょう!

 

「肝」の場合は、本来貯蔵されている「血」が不足しているようであれば補い

 

巡らせる機能がダウンしているようならば

 

巡りを助ける食べ物を選ぶようにしましょう!

 

このように「肝」の機能を整えていくことで、目の疲れをはじめ爪、筋などのトラブル改善をしていくことが出来るんです。

 

「肝」は酸味を好む臓器なので、トマトや柑橘類、キウイフルーツ、酢なども助けになります。

 

また、「肝」はストレスに弱いので、できるだけストレスを避け、リラックスできる環境に身をおくことでも「肝」の養生となり、目の疲れの改善にもつながります。

 

 

目の疲れ対策


空気が乾燥すると、喉や肌だけではなく、目も乾燥します。

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漢方では症状を引き起こす乾燥を燥邪(そうじゃ)と呼び、全身の潤いを奪うと考えます。


冬は空気の乾燥に加え、エアコンの稼働により室内はさらに乾燥し、ドライアイを強く感じる季節だとも思います。


漢方の五臓の考え方では、肝に貯蔵された血は目に栄養を与え、物を見て、五色を見分ける力を養い、肝血が不足すると、視力の低下や、眼精疲労、目の乾燥が起こると捉えています。

 


薬膳では「明目(めいもく)」という働きのある食べ物が、目の疲れを癒し、かすみ目や視力の不調を解消するとされています。

 

明目の食べ物

黒米、クコの実、にんじん、ブルーベリー、ししとうがらし、春菊、苦瓜、いわし、昆布、レバー、緑茶、菊花など。

 

 

そして、PCやスマホの使用で目を酷使すると、目に栄養と潤いを与えている「血」が消耗されて、疲れ目やドライアイがおこりやすくなります。

 

血を補う働きのある「補血(ほけつ)」の食べ物もおすすめです。

 

補血の食べ物

ほうれん草、にんじん、黒きくらげ、黒豆、黒ゴマ、牛肉、豚肉、卵、鮭、ブリ、カツオ、マグロ、イカ、牡蠣、うなぎ、穴子、ひじき、桃、ぶどう、アーモンドなど。

かつお節やツナ缶を活用して野菜と和えれば手軽に一品できます。

 

まとめ

明目の食材と補血の食材を取り入れ、ストレスを避けて、「肝」の機能を整えて次の日に出来るだけ疲れを残さないようにしていきましょう!

 

 

 

 

免疫力をあげて風邪予防対策

風邪は食事で予防!免疫力を高める

 

日に日に気温が低くなるにつれ、気になるのが家族みんなの風邪予防ですよね。

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防寒はもちろんのこと、マスクでのどを守ったり、手洗い・うがいを徹底するなど、しっかり手を打っておきたいところ。

 


日々の食事に薬膳効果のある食材を取り入れるのもおすすめなんです!

 

風邪って実は今がいちばん引きやすい季節

風邪を引かない体を作り、冬を楽しむ!


空気の乾燥が目立ってくる季節は、風邪をひきやすくなる季節でもあります。

 


風邪予防で大切なことは、空気の乾燥によって弱まりがちな「免疫力」を高めることです。

 

乾燥と免疫力の関係って?


私たちの肌は、常に一定の潤いを保っています。


これは「肺」が呼吸するリズムによって毛穴が開閉し、そのタイミングで毛穴から水分がでているから


かさぶたやささくれなどの表皮をはがすと、体からはなれたとたんに固く乾いたものに変わるのはそのためです。

 

中医学(中国で受け継がれている伝統医学)では、こうした体の表の「潤い」と、体の表を覆う「」というエネルギーによって保たれるとされています。


秋の深まりや冬の訪れとともに空気が乾燥すると、これらによる免疫システムが手薄になることから、風邪をひきやすくなるのです。

 

以下のような症状が当てはまる方は、もしかしたら風邪をひきやすい状態かもしれません。

気の不足サイン
  • 息切れしやすい
  • 発声に力がない(声が出にくい)
  • 冷えがち
  • 便秘、下痢しやすい
  • 食が細く、胃もたれしやすい

 

潤い不足サイン
  • 皮膚、のど、鼻に乾燥がある
  • コホコホと乾いたような咳が出る
  • 秋冬になり便秘気味だ

 

風邪をひくのはなぜ?

 

中医学では、「正気(体を守る力)」と「邪気(風邪の原因、ウイルス、細菌など)」がバランスをとっており、「正気」が「邪気」に負けたときに風邪をひくと考えられています。

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人の体を覆う皮毛(皮膚、汗腺、うぶ毛などのこと)には、「衛気(えき)」という“守る気”がいきわたり、「衛気」がバリアになっていて、体に悪い影響を与えるいろいろなものから守っています。

 

この「衛気」と「邪気」のバランスがくずれると風邪をひきやすくなってしまうのです

 

寒暖差にはご注意!「衛気」にしっかり守ってもらいましょう!

 

最初に寒暖差で風邪をひきやすくなるとお話しましたが、

中医学では暖かくなった時は皮毛が開き、急に気温が下がると閉じるのが間に合わずに、外界に対して無防備になってしまうと考えられています。


無防備になった時こそ、「衛気」の出番です。


しっかりと「衛気」が皮毛を覆っていれば風邪をひきにくくなります。

 

実は、「衛気」と深い関わりを持ち、コントロールしているのが「肺」と考えられています。


「衛気」を強くするには肺の機能をよくすることが大切です。肺は潤いを好み乾燥を嫌うため、乾燥していると風邪をひきやすくなります。


また同時に、風邪をひくかひかないかの戦いに「正気」が勝利するように、十分な気を補い、養うことも重要です。

 


肺を潤す&気を補い養う食材

 

風邪予防におすすめの食材は、気を補い、養う「補気」作用を持つ食材や、肺を潤す「潤肺」作用の食材です。

 

  • 百合根
  • ダイコン
  • アーモンド
  • 銀杏
  • 山芋

 

百合根

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ゆりねには、五臓の「肺」を潤いを与え、のどの渇きや咳、肌の乾燥などによいといわれてきました。

 

また心をリラックスさせ、高ぶった気持ちを落ち着かせたり、良い眠りに導いてくれるそうです。熱を冷ます働きがあるため、ほてりや熱っぽいときにもお勧めですよ。

 

咳止めには蜂蜜を、安眠には蓮の実とあわせて

美肌には牛乳をプラスすれば効果バツグン!

 

ただし、百合根は少し身体を冷やすのでお粥などの温かい調理がお勧めです

 

お弁当にも入れれる「百合根の卵焼き」を食材します

https://cookpad.com/recipe/6039408

 

ダイコン

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健胃作用にすぐれ、胃もたれ、嘔吐、お腹のはり、便通などによい食材です。

 

また、粘膜を丈夫にし、免疫力を高めるはたらきがあるので、のどの不快感、咳、口内炎、風邪やインフルエンザの予防、糖尿病の初期に起こるのどの乾きにもいいですよ!

 

栄養学的にも消化酵素のジアスターゼが消化を促進して、胸焼け胃もたれを解消するということはご存知の方も多いと思います。


皮にその働きが多いので、無農薬の大根をお料理するときは皮を剥かずに一物全体でいただいてみてくださいね

 

おかずの小鉢にちょうどいい「ダイコンとにんじん葉の酢の物」を紹介します

https://cookpad.com/recipe/6481241

 

アーモンド

 

乾燥に弱い喉や肺にとって、空気が乾燥しているこの時期の空気は強敵です。また、『空咳が出やすい』という人も増えてきますよね。

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アーモンドには『咳を鎮める』という効能があるので、『持ち歩きに便利で、手軽に食べられるもの』として、おすすめすることがあります。

 

もうひとつ、『骨と筋肉を強くする』という効能も忘れてはいけません

 

また、アーモンドに豊富に含まれる “ビタミンE” には抗酸化作用があるほか、血のめぐりを良くして、

からだに必要な栄養を届ける手助けをしたり、肌のつやを守る働きがあるので、アンチエイジングにオススメの食べ物としても注目されているんです。

 

空せきが出やすい人に「アーモンドミルク&バナナジュース」をオススメしますので紹介しますね!

https://cookpad.com/recipe/1640580

 

銀杏

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銀杏は、肺を温めてくれる効果が期待できることから、漢方では、銀杏は咳止めに効果があると言われ、漢方薬の成分としても利用されているんです。


また、滋養強壮によい食べものとされています。

 

これは、イチョウ特有の成分である「ギンコライド」などによるものなのだとか。


注意することは、中毒物質メチルビリドキシが含まれていて、食べ過ぎると痙攣などの中毒が起きることがあります。


1日10粒程度までにしましょう。


解毒能力が弱い幼児や、薬物治療を受けていて、ビタミンB6欠乏症状を引き起こす可能性があると注意されている人などは、注意が必要です。

 

食べやすく咳止めや肌にも嬉しい「銀杏ほうれん草粥」を紹介します!

https://cookpad.com/recipe/1983306

 

山芋

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山芋は、消化力が落ちてしまい気力がなくなった方や、下痢をしやすい方に対して、胃腸を丈夫にして元気をつける力がある、と言われているんです。

 

長芋は春と秋がシーズンではあるんですが、このムチンには粘膜を介した感染症を予防する作用があるといわれているので、風邪が流行する今の季節こそ、ぜひ積極的に摂取したい食品でもあります

 

さらに、ムチンの粘膜保護作用は胃腸にも効果があるので、会社帰りにちょっと一杯、というときには長芋の短冊を最初に食べると、お酒が胃腸を荒らす作用を抑えることができて効果的です

 

まとめ

風邪のときには避けたい食べ物もあります。

まずは「体を冷やすもの」。

 

熱が出たときは、脱水症状を防ぐためにこまめな水分補給が大切ですが、冷たい飲み物は胃腸に負担をかけてしまいますので、常温が温かい物がいいですよ。


風邪をひいた時は、温かく胃腸にやさしいものを食べるようにしましょう。

忘年会シーズンを乗り切る!

二日酔い復活するには

忘年会シーズンになり、午前中仕事にならないまま、気づけば今日の夜も忘年会…

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そんな方にオススメしたのが薬膳的

二日酔い復活テクニック

 

「肝」の機能を高め翌日にお酒を残さず目覚めのいい朝にする

中医学では、二日酔いの状態は過度の飲酒で、解毒を司る臓器「」の機能が低下し、体内に余分な熱が発生している状態と考えられているんです。

 

対策としては、まず、肝の機能を高める食材を取り入れることです。さらに、体内にこもった余分な熱を冷ます食材も取り入れるといいです。

 

冬は身体を冷ますものは不要と説明しましたが、二日酔いのときには話が別なんです。

 

なぜ?と思いますが

 

お酒は、身体に熱を生み出しますので、冷ましてくれる食材がおすすめというわけです!

 

 

二日酔いはなぜおこる?

アルコールは胃や腸を通って肝臓で分解されます。

 

肝臓はアルコールをアルデヒドに分解し、更に酢酸と水に変えて無毒化します。

 

「かけつけ3杯」や「あびるように飲む」と分解の速度が追い付かず、有害なアセトアルデヒドが体内に溢れ出すと悪酔いの原因となります。日本人はアルコールの処理能力が低いのでなおさら悪酔いしやすいのです。

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アセトアルデヒド濃度が0.5mg%以上に達すると頭痛や悪寒、いらだち、吐き気などの症状がでます。

 

更に飲む量が多く、飲み終わる時間が遅ければ、翌日もアルコールが残った状態が続き、二日酔いとなるんです

 

二日酔いは翌朝も頭痛や吐き気などの不快な症状が残っている状態です。

 

現在の研究によるとアセトアルデヒドが直接の原因ではないと考えられ血中のアセトアルデヒド値が低下した時点で二日酔いが生じていることや、

二日酔い状態では成長ホルモンなどの分泌に変化が生じていることから血中カテコールアミン量の上昇によるものだという説があるんです。

 

アルコールが中枢神経系のドーパミンに対して直接作用し、二日酔いの症状がでると考えられています。

 

どちらにしても二日酔いを防ぐ対策が必要です。

 

二日酔い対策

「飲む前」漢方を賢く利用して悪酔いしない!翌日すっきり!


飲む前には、漢方で体の機能を高めておきます。おすすめは解毒作用が高く、酒毒の排出を促す田七(でんしち)にんじんや、肝臓の代謝を高めるウコン、水分代謝を高める五苓散(ごれいさん)。

 

ただし、ウコンは体を冷やすので、女性は常時とらないように気をつけて下さいね!

 

 

「飲み中」肝臓・腎臓・胃腸の働きを高める食材を積極的に摂取して

 

水分代謝を高めて水毒を排出する


「お酒を素早く排出させるには、老廃物排出効果の高い大根やゴボウ、緑豆もやしなどがおすすめですね!

 

また、きのこや海藻類にも、腎臓の働きを高めて、水分を素早く排出させる働きがあります。

 

お酒の中でもビールは水毒を生みやすいので、ビールを飲むときは、特にこれらの食材を意識して食べてみましょう

 

 

カキやシジミでアルコールの分解


お酒を飲むときは、肝臓の働きを高めるカキやシジミなどの2枚貝類を食べましょう。特に、煮出したスープは効果的です。

 

また、みそは胃腸の働きを高めると共に解毒効果があるので、シジミのおみそ汁やカキの土手煮など、みそと組み合わせたメニューは薬効が高まりまよ!

 

胃腸の働きを高めてアルコールからガード


元々日本人は胃腸が弱い体質なので、ビールなどを大量に飲むと、胃腸の機能も低下しがち。消化促進効果のある食材を食べて、胃腸の状態を整え、アルコールから胃腸を守りましょう

 

おすすめは、しょうが、ねぎ、玉ねぎ、梅など。料理に薬味をたっぷりかけるなど工夫してみるのもいいですね!

 

午前中は湯冷ましやお茶をたっぷりと!

 

酒毒や水毒を早く排出するために、午前中は水分をたっぷり取りましょう!

 

おすすめは湯冷ましやお茶。

 

湯冷ましには、胃腸を整えて代謝を高める働きがあります。お茶は全般的に解毒作用がありますが、はと麦や、ハブソウの種子であるハブの組み合わせは特に効果的です

 

お酒というと飲む前と飲んだあとにケアをすれば良いと思っていましたが、飲みの間にもできるケアができるんです!

 

シジミのおみそ汁などは翌日に効果的なイメージでしたが、飲みの間に摂取するのが効果的なので、実践してみましょう!

 

アルコールも薬膳

お酒は「百薬の長」といわれます。

確かにお酒は身体に良いのです!

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ただし、これは飲みすぎなければの話。


薬膳では、「アルコール」と一括りにはせず、
種類ごとに効能が分かれています。

 

ウイスキー

効能:筋肉を伸ばし、血流を促進

適応:心血管疾病

 

紹興酒

効能:経絡を温め、通りを良くする、寒さを取り除く

適応:動悸、感冒抑うつ

 

焼酎

効能:血流の通りを促進

適応:胃腸の冷え、筋の引きつり

 

日本酒

効能:血流を促進し、瘀血を改善  ※瘀血=どろどろ血

適応:血行不良、不眠

 

ビール

効能:元気をつけ血流改善、体内の余分な水分の排泄、食欲不振を改善

適応:食欲不振、消化不良、むくみ

 

ワイン

効能:消化不良を改善し食欲増進、美容、疲労回復

適応:貧血、動脈硬化、食欲不振、不眠

 

すばらしい効能ばかりで、「これだったらもっと飲んだほうが身体に良いんじゃないの?」なんて勝手な解釈はご法度!

 

なんでも適度を心掛けることが肝要です

 

まとめ

忘年会などお酒の場が増える季節ですが、いずれにしてもお酒はほどほどにしたいものですね

 

もし、二日酔いしてしまったら無理には食べず、食べられそうな時は白菜やグレープフルーツもオススメなので、この食材もぜひ取り入れみてくださいね

 

冷えた身体を温め冬に負けない身体作り!

冷えを対策するには

「冷え」は万病の元といわれ、さまざまな不調を引き起こす原因にもなります。そんな冷え対策には、毎日食べる食事がとても重要なんです。

 

しかし、「体が温まるから…」と、冬場に鍋料理に入れている食材は、本当に体を温めてくれる物なのでしょうか?

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中国の伝統的な医学(中医学)に「薬膳」というものがあります。

 

すべての食べ物には薬効があり、食材の持つさまざまな性質や効能を活かして食事として取り入れることで、心身のバランスを保ち、病気を未然に防ぐ働きがあるというものなのてす。

 

この薬膳の考え方を理解し、日常の食生活を意識することで、効率的に体調を整えることができるはずです。

 

 

食生活を利用して冷え性を改善

冷え性の人は体を温めるという目的から、温める力がもっとも強い熱性の食物を摂取すべきだと思うかもしれません。

 

ところが熱性の食物は作用力が強い分だけ、摂りすぎると喉の渇きやイライラの原因になることもあるんです。

 

薬膳において大切なことは、食性を利用して体のバランスをコントロールすることです。

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そこで、冷え対策には「温性」と「平性」の食物の組み合わせがオススメ!

 

また、体を温める温性の食物は、一旦体が冷えても体温が回復しやすくなることが最近の研究でわかっています。

 

寒性・涼性の食物は鎮静作用があるので、火を通して調理したり、熱性の食物と組み合わせたりすることでうまくバランスを取るようにしましょう。

 

冷え体質を改善したいなら、目的にあわせて食物を選び、煮る、焼く、炒める、揚げるなど様々な調理法で、薬膳料理を日々の食卓に上げる機会を増やしましょう。

 

 

身体を温める食べ方

冷え性の人はなるべく体を冷やす食べ物(寒性・涼性)を控えるのがおすすめですが…体を冷やす食べ物の中にも、体にいいものはたくさんあります。

 

例えば、トマトやナスに含まれる色素はアンチエイジングに効果的ですし、海藻類だってダイエット効果や健康効果が高い優秀な食材です。

それに、さっぱり冷たいものや、スイーツやパンだって、食べたくなりますよね!でも「体を冷やす食べ物は…」と考えてしまいますが、大丈夫です。


実は体を冷やす食べ物も、食べ方や選び方次第で、体を温める「温活フード」に変えることができます!

 

体を冷やす食べ物も、体を温める食べ物と組み合わせることで体が冷えにくくなります。


一緒に調理したり、トッピングしたり、体を温める飲み物や汁物をプラスするのもおすすめです!

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グレープフルーツやオレンジなど、水分の多いものは温かくして食べるのはちょっと難しいですよね。
それらを食べる時は、体を温める飲み物と一緒に食べましょう。
ホットの紅茶やココア、カモミールなどのハーブティーも体を温めてくれます。

 

 

冷えに効く!簡単な薬膳

昔から「冷えは万病のもと」と言われ、寒い季節には「腎」に負担がかかります。

 

「腎」というのは腎臓などの泌尿器系で、発汗による水分代謝が減ることから、手足が冷えるほか、トイレが近くなる、肩が凝る、血の巡りが悪くなるなどの症状が出やすくなります。

 

寒い時期の食生活の基本は「腎」の働きをサポートする食物を取り入れることが大事なんです。

 

一つ目のポイントとしては、冬に旬を迎える食材、または寒い地域でとれる食材です。一例としては、カボチャやカリフラワー、ねぎ、ゴボウ、ニンジン、レンコンなどなど。

 

また果物では、リンゴやさくらんぼなど寒い地域で盛んなものも体を温める働きがあります

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冬や寒い地域でとれる食材は、お鍋やスープの材料にぴったりですよ。もとから体を温める性質がありますが、スープの材料に使うとより体がぽかぽかに温まりますね。


体を温める食材は野菜や果物だけでなく、魚も同様。例えば北の海でよくとれる鮭やまぐろ、かつお、サバなども体を温める働きがあります


食べ物の色に注目してみましょう。赤や黒、オレンジなど濃い色の食材には体を温めるパワーがあります。一例としては、ニンジンやカボチャ、トウガラシ、ゴボウなどがありますね。

 

また魚やお肉も同様に色の濃い赤身の方が体を温める働きが強いので、鮭やマグロ、牛肉やラム肉、鹿肉など赤身のものを積極的に食べるといいですよ!

 

まとめ

寒い季節だからこそ体を温め冬に負けない身体作りをしていきたいですね。

身体を冷やす食材だけでなく、身体を温める食材を取り入れて、寒い季節を楽しんでいきましょう!

 

冬は老化しやすい季節

腎を強化し、冷えを解消

冬は中医学で「腎」とよばれる臓器が影響を受けやすい季節

 

腎は冷えに弱くその動きが衰えやすくななります。腎は人間の成長や発育、老化も司ります。よって冬は「1年でもっとも老けこみやすい」季節なのです。

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寒さによって体が冷えることでトラブルを起こしやすい季節です。冷えは万病のもとといいますが、免疫力が落ちて、本来備えている修復機能が低下し風邪をひきやすくなったり、疲労の原因になったりします。

血流循環の悪化により頭痛、肩こりなどのトラブルや美容の大敵、顔色のくすみなどを引きこ起こします。

 

 

食べる「温活」で冷え撃退

 

冷えを解消するには、身体を温める食材選びが大切です。冷えは老化を司る臓器「腎」の大敵

 

中医学でいう「温熱性」の食材、いわば「食べるカイロ」食材をチョイスすること。

 

薬膳的に身体を温めるスーパー食材といえば、ショウガとネギ。どちらも発汗を促して寒さを吹き飛ばしてくれます。

ニラも冬の身体にうれしい野菜。血液の循環を促し、とくに下半身の冷えが気になる人にオススメです。

 

魚介類ではエビ、鮭、肉類では羊肉、牛肉が役立ちます。

シナモン、八角、グローブ、山椒も、しっかり身体を温めてくれるスパイスなのでぜひ活用してくださいね。

 

 

温熱性の食材

  • エビ
  • 牛肉
  • 八角
  • 山椒

 

エビ

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エビの力は、補腎壮陽、益気開胃、袪風通絡とあり、食欲不振を改善し、スタミナをつけ、精力減退にもよいアンチエイジング食材とされています。

 

エビは温性の食べ物なので、冷えやエネルギー不足による血行不良にもおススメです。しかし、食べ過ぎてしまうと、熱がこもり、ふらつきや炎症などの症状も見られることがあるので、注意が必要です。

 

冷えを解消し血行をよくする「エビとネギ生姜炒め」を紹介します。

シンプルで簡単なので試して下さい!

https://cookpad.com/recipe/2116104?utm_campaign=cookpad_news_twitter_via_news&utm_medium=social_via_news&utm_source=cookpad_news_via_news

 

牛肉

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たんぱく質やミネラルが豊富なため、体の機能を多面的に高め、体力を回復して抵抗力を上げます。

胃の働きを補って、機能を正常にしたり、筋力をつけて足腰を丈夫にする効果もあります。

消化吸収しやすい鉄分が豚肉より豊富で、貧血予防にも有効です。

 

身体を温めて胃腸を丈夫にしてくれる「牛肉と舞茸のしぐれ煮」を紹介します。

ご飯の友間違いなしの一品です!

https://cookpad.com/recipe/2775544

 

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鮭は、アスタキサンチンの色素で赤く見えますが、分類は白身魚。薬膳では「気、血を補い、巡らせる食材」として知られています。

疲れ知らずのからだを保つために「気」と「血」を補うことはとても大切です。そして、それを「巡らせる」ことで栄養が隅々まで行き渡るので、補い、巡らせる力のある鮭は、元気なからだを保つために大切な食材というわけです。


また、鮭には、からだを温める力もあるので、寒い時期にお腹の調子を崩しやすい人や風邪をひきやすい人にもおすすめの食べ物です。

 

身体を温める「鮭のちゃんちゃ焼き」を紹介します。

https://cookpad.com/recipe/2753752

 

 

八角

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中華料理には欠かせないスパイスで、そのまま使われるだけでなく、「五香粉」という中国のスパイスミックス(七味唐辛子のようなもの)にも含まれています。


八角漢方薬の原料となる生薬として認められており、次のような効果・効能があると言われています。

・身体をあたためる
・胃腸をととのえる
・食欲を増進させる
・痛みを止める
・気のめぐりをよくする
・母乳の出を促進する

特に身体を温める効果が高く、冷えが気になる時や食欲不振の時に使ってみるとよさそうです。

 

手軽に作れて食べれる「八角かおる塩ラーメン」を紹介します。

https://cookpad.com/recipe/3263527

 

山椒

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山椒は柑橘系を思わせるさわやかな香りがありますが、食欲を増し胃腸を整える働きがあります。また辛み成分のサンショオールは防虫効果があったり、虫歯などの痛みを麻痺させる働きがあります。民間的にも、虫歯の穴に山椒をつめて痛みを止める方法があったそうです。


漢方ではおなかの冷えることにより起こる、腹痛、下痢、胃のもたれ、胃腸に水が溜まっているような感じを改善するのに使われます。また冷えと湿気が重なることでおこる咳や、おなかの張りにも良いそうです。

 

ご飯との相性抜群の「ちりめん山椒」を紹介します。

https://cookpad.com/recipe/4581631

 

まとめ

身体の芯から改善するために、体を冷やさない食材を取り入れ、風邪などに、かかりにくい身体を作っていきましょう。