shinyaの薬膳blog

薬膳をとうして色々な病気予防、改善して健康な体作りをする為のブログです

熱を冷まして水分補給

夏は1年でもっとも体力を消耗する過酷な季節。

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汗をかくことによって、元気の源である「」も一緒に排出されてしまうため「だるい」「やる気がでない」と言った「夏バテ」の症状を引き起こしてしまいます。

気が不足すると「」も生み出せず、汗をかいて「」も激減。夏は「」「」「」の全部を消耗します。そんな夏を乗り切るためには、身体にこもった熱を冷まして、失われた水分を補う食養性が大切です。

また、夏は「」とよばれる臓器に負担がかかりやすい季節で、血脈と血液循環機能を司り、精神活動との関係深い心を養う食材を取り入れることも、夏を快適に過ごすポイントになります。

 

「食べる冷房」食材で猛暑を乗り切る

汗をかいて体内の「」を失うことで起こる「夏バテ」を防ぐためには、身体を冷やす事が大切になるのです。

中医学ではすべての食材は、身体を温める「温熱性」、身体を冷やす「寒涼性」、中間にある「平性」に分けられます。

夏は身体を冷やす寒涼性の食材を取り入れることが必要です。野菜ではゴーヤ、トマト、キュウリなどの夏野菜やレタス、セロリなどが「食べる冷房」、寒涼性の食材です。フルーツはスイカ、バナナ、パイナップル、マンゴーなど南国で食べるものは身体を冷やす食べ物なで覚えているといいです。

 

夏の薬膳ポイント

身体の熱を冷ます「寒涼性」の食材

  • ゴーヤ
  • キュウリ
  • レタス
  • セロリ
  • パイナップル
  • 麦茶

 

ゴーヤ

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外皮と実の部分を食用にしますが、茎、葉、皮、種、すべて漢方では薬として使用されてきました。
ビタミン、カルシウム、アミノ酸グルタミン酸、βカロテン、ペクチンなど豊富な栄養素を含む野菜です。
独特の苦味が特徴ですが、この苦味成分には健胃効果もあり、暑い季節の食欲を増進してくれます。ゴーヤは体内の余分な熱を取る作用がありますが、夏野菜の中でも特にゴーヤは体を冷やすはたらきは高く、真夏にはおすすめの食材です。

 

キュウリ

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きゅうりの成分はほとんどが水分なので、大量に汗をかく盛夏には欠かせない野菜です。
また、利尿作用のあるミネラル類を含むため、湿度が高くむくみやすい季節には、体内の水分を調整してくれる優れものなのです。ほかにも、解毒や解熱、肌の赤みと乾燥の軽減などに効果が期待されます。
ただし、身体を冷やす作用があるため、冷え性の方が大量に食べるのは避けた方がいいかもしれません。

 

レタス

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レタスの味は苦味、性は冷性。その効能は、五臓を整え脈を通し気を強める、口臭を取り歯を白くし、視界をはっきりせる、母乳の出をよくする。あと、利尿作用も効果があります。
現在の薬膳では、性味は涼性、苦味と甘味をあわせ持ち、効能は、「清熱利尿」と「通乳」。「清熱利尿」は体に生じた余分な熱を冷まし、排尿作用により体の余分な水湿を排泄させ、水分代謝を盛んにすること。「通乳」は母乳の出をよくすること。

 

セロリ

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セロリは、高ぶった神経を鎮めるほか、香り成分が血液を浄化するので、生理不順や生理前症候群、更年期障害の不調があるときに食べると症状の緩和に効果がありますが、熱を取り除くき発熱、発汗、のどが渇く、口が苦い・血尿・便秘などの効果にも期待出来ます、セロリの葉は、茎よりもストレス解消に効果的なので、残さず調理しましょう。セロリの葉は、もともと薬として使われたほどの効能があります。

 

パイナップル

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パイナップルの主成分は糖質で、他にビタミンB1、ビタミンC、カルシウム、ビタミンB2、食物繊維などを含有しています。

デザートとしてだけでなく、肉料理にもよく登場しますが、これは「パイナップル」の持つ酸味が肉に良く合うからだけではなく、肉をやわらかくして消化を助ける、タンパク質分解酵素がたくさん含まれているからです。加えて、酸味の素であるクエン酸も豊富に含まれているため、胃液を分泌して消化を助け、胃腸を健康に保ってくれるのです。

 

麦茶

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麦茶は、単にのどを潤すだけではなく、血流を改善してくれます。というのも、麦茶の香ばしい香りの成分である「アルキルピラジン」に、血液サラサラ効果があるのです。

汗をかく夏場は体内の水分が減少し、血がドロドロになって血栓(血のかたまり)ができやすくなることから、脳梗塞の発症が増える時期です。脳梗塞だけでなく熱中症予防のためにもこまめな水分補給が大切です。血液サラサラ効果に加え、ノンカフェインで利尿作用のない麦茶は夏場の水分補給に特におすすめです。

 

まとめ

夏の暑い季節を乗り越えるために「寒涼性」の食材を取り入れ夏バテしないよう乗り越えていきましょう!

梅雨どきは『脾』のパワーアップ

湿気払いが大切

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じとじと雨が続く梅雨どき、気分も体調持たないよねいまひとつ。中医学では梅雨の湿気が身体に入り込んで、余分な水分がたまることからトラブルを引き起こすと考えられています。

とくに湿気は、消化を司る臓器『脾』を弱めます。碑のパワーダウンするとむくみ、頭や身体が重だるい、下痢、食欲不振、目やにといった症状が現れがちになります。傾向としては、「重い、濁る、粘る、滞る」と下方向にどんよりといった傾向が多く、しかも治りにくい特徴があります。

トラブルを撃退するには「脾」をパワーアップさせる必要があり、湿気を払う食養生が大切です。「碑」を強めて水分を排出する効果のある豆類、利尿作用の高いトウモロコシ、緑豆もやし、冬瓜などを積極的に取り入れましょう。

雨の日具合が悪い人は「脾弱」

碑は食べ物を消化して吸収した栄養から、元気の源である『』を作りだす臓器なので、ここが弱ると気を生み出すことができなくなってしまいます。脾は身体の要なのです

そして碑は湿気に弱いため、高温多湿の地に住む日本人は得てして、脾が弱いことが多いのです。まさに『脾弱』‼️

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脾が弱い人はふだんから疲れやすい、朝なかなか起きられない、胃が弱い、むくみやすい、下痢しやすいといった傾向があり、梅雨を迎えるとてきめんにトラブル全開に。もともと雨の日は体調がいまひとつ、という人も多いので脾を強めて湿気を取り除く食事を心がけて、冷たいものの食べすぎ、水分の取りすぎにも注意しましょう。

 

『梅雨の薬膳ポイント』

脾を強め、水気をとるのによい食材を取り入れる

 
豆類

豆には体の中の水の巡りをよくする効果があります。余分な水を排除して、必要な水は再循環させてくれるんですね。特に冬場は、血行が悪くなって足腰に痛みやむくみが出たり、泌尿器系のトラブルも多い時期。豆類を意識的に食べて、水の巡りを助けてあげるのがおすすめです。

トウモロコシ

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とうもろこしにはいくつかの薬膳的効能がありますが、やはり旬の野菜には、旬の時期に食べるべき理由があります。『むくみ改善』『胃の調子を整え、便通を改善』などです。

トウモロコシは夏野菜なのに「平性」なのです

体の火照りを冷ましてくれる夏野菜はぜひ夏にとりたいものですが、現代はクーラー環境や冷たいドリンクですでに内臓が冷えていることが多いのです。体を冷やさないとはいえもちろん、食べ過ぎには要注意ですね。

白身魚

白身魚は種類が多く、魚の種類によって効能が変ります。今が旬の魚はスズキ、イワシ、イサキ、トビウオ、あゆと他にも沢山ありますがその中でも、水分代謝アップするスズキを少し紹介します。

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スズキは梅雨の薬膳によく使われ、水分代謝をアップしてむくみの改善におすすめの魚です。ほかにも血を補うとともに、老化と関わりの深い臓器「腎」を強化して、アンチエイジングにも役立ちます。

 
ハトムギ

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ハトムギはイボ取る生薬として用いられてきました。それだけではなく、「脾」の働きを助けて、水分代謝をアップさせ尿の出をよくしたり、むくみを解消します。体内の老廃物も排出するので、解毒作用があるほか、胃腸ヲ整えたり便秘、下痢を解消したり、肌荒れやシミ、ソバカスにも効果が期待出来ます。

 

大麦

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大麦は昔から胃腸の機能を高めて、消化を促進する食材として知られてきました。漢方の方では外皮のついたものを使い、熱を取る薬として用いられています。食材としての大麦は体にこもった熱を取る性質があり、停滞している水分を尿として排泄させることによって、腸内の水分も除き、下痢を止める効果があります。

 

湿気を取り除く食材を取り入れる

  • 緑豆もやし・緑豆春雨
  • 冬瓜
  • キュウリ
  • セロリ
  • イカ
 
緑豆もやし

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梅雨どきの食事に積極的に取り入れたいのが「緑豆もやし」

原料となる緑豆は、水分代謝をアップして尿の排出を高めて、むくみに効果絶大。さらに、解毒作用もあり吹き出物、口内炎、膀胱炎にもおすすめな食材です。

緑豆春雨も同様の効果があります。

 

冬瓜

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湿気払いにおすすめなのが「冬瓜」

利尿効果が優れたウリ科の中でもとくに高い水分排出効果があります。さらに「まるごと」使うことで水抜き効果が倍増します。そのほか膀胱炎、二日酔い、糖尿病の改善にも役立ちます。

 

キュウリ

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きゅうりは解熱、解毒、消炎作用がありますが、その成分のほとんどが水分なので、大量に汗をかく盛夏には欠かせない野菜です。
また、利尿作用のあるミネラル類を含むため、湿度が高くむくみやすい季節には、体内の水分を調整してくれる優れものなのです。

 

セロリ

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セロリにはビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富に含まれ、血圧を下げる効果や、止血を促す効果が期待できます。熱を取り除くき発熱、発汗、のどが渇く、口が苦い・血尿・便秘などの効果が期待出来ます。また、実際の体温上昇を伴わないほてり・のぼせの自覚症状にもおすすめします。

イカ

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イカは部位によって効能にすこし違いがあります。赤い身は「清熱利尿・解暑生津」利尿することで身体の熱を冷まし、喉の渇きを潤す効能があるとされています。外側の固い皮の間の白い層は赤いところと効能はほぼ同じですが、赤いところより利尿に優れています。利尿作用があるものは一般的に中身より皮の方が利尿作用が優れているものです。

 

まとめ

このような食材を取り入れて、梅雨の湿気を取り除きジメジメした梅雨を乗り切りましょう。

イカやキュウリなどは身体を冷やす性質があるので、冷え性や胃腸が弱い人は食べすぎに注意が必要です。

 

糖質は身体に必要な栄養素

糖質とは?

糖質とは、穀類やいも類、砂糖等に多く含まれており、私たちのエネルギー源となる栄養素です。この糖質と同じ意味でよく耳にする炭水化物は、糖質と食物繊維を合わせたものを意味します。

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糖質の働き

糖質は、生きてために必要なエネルギーは「糖質」によって作られます。糖質は脳や神経系に対する唯一のエネルギー源です。不足すると集中力が落ちたり疲れやすくなったりもします。しかし、摂りすぎると「糖尿病」や「脂肪肝」などを引き起こす要因になってしまいます。また糖質は、同じエネルギー源でも脂質やたんぱく質と比べると、すばやく使えるという特長があります。

 

糖質の調整

糖質値の調整をしてくれるのが「インスリン」です。インスリン膵臓から出るホルモンで、食事によって血糖値が上がるとすぐに分泌されます。しかし、インスリンの働きが悪くなったり分泌量が少なかったりすると、血糖値が高いままになってしまい、この状況が糖尿病なのです。

 

糖質をどう摂るか?

糖質は人間が生きるうえで欠かすことのできないエネルギー源です。つまり、必須の栄養素です。糖質を「摂らない」のではなく、「摂りすぎない」ことが大事なのです。

糖質はあらゆる食材に含まれています。皆さんが主食のご飯です。ご飯は100g中糖質は36g角砂糖9個相当の糖質が含まれています

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小麦粉100g中73.3g角砂糖18個など、ほかの食材にも、バナナ、食パン、野菜などにも糖質は入っています。なので「摂りすぎない」ようにしましょう。

 

膵臓に負担をかけない

膵臓は胃の裏側にあって15㎝〜20㎝の長さの臓器です

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膵臓はイスリンと食べた物を分解する酵素を分泌します。食べた物を分解する酵素は、胃で消化された食べ物が十二指腸に入ると、十二指腸からホルモンが分泌され、その刺激によってすい臓からすい液が送りだされます。すい液は、十二指腸でさまざまな栄養を分解したり、胃液で酸性になった食べ物を中和するはたらきをしています。

消化を良くするには

消化を良くするには、胃の消化を上げ、膵臓の負担を減らします。消化を良くする事によって胃や腸の負担をかるくする事ができ、栄養などの吸収を助ける事が出来ます。

消化のいい食材

消化のいい食材はやはり胃、腸にいい食材を選んで行きます。

ほうれん草

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四気五味:甘味 涼性

帰経:胃 大腸

ほうれん草は五臓の働きを助け、血の巡りをよくし鉄分が豊富で貧血に有効なことが知られてします。腸を潤して便通をよくする働きもあります。糖質は少なく、ベータカロテンやビタミンCが豊富に含まれ、風邪や動脈硬化の予防に効果的です。根元の赤い部分には、骨の形成を助けるマンガンが多く含まれており、骨粗しょう症が気になる人にもおすすめです。

小松菜

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四気五味:甘味 平性

帰経:大腸 胃 肺

小松菜は陰を養い、腸を潤す作用があり優れた解毒効果があります。豊富な栄養素を含みますが、とくにカルシウムが多く、骨粗しょう症の予防やイライラを改善する効果もあります。食物繊維も豊富なので便通を促す働きもあります。また、ベータカロテンが抗酸化作用を発揮し、風邪予防のほかに、美容や老化防止にも効果があります。

まとめ

他の食材もキャベツ、大根、アボカドなどあります。糖尿病の病気をしている人は糖質には特に気をつけ欲しいですが、ダイエットで糖質制限されてる方は、糖質制限すると体が筋肉を分解して糖質を作りますので、食事の量を減らさずタンパク質の多い肉類などを食べ適度な運動も必要なのです。身体にいい食材を取り入れて病気になりにくい身体作りをしましょう。

 

玉ねぎは生活習慣病予防の特効薬

玉ねぎの味と性質

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玉ねぎは薬膳の考え方では、五味は『辛い』『甘い』で帰経は『脾』『肺』『胃』『心』です

  • 弱っている脾の働きを高め、気の巡りを改善する。 ため息、胸脇部の脹れ、おなかの張り・下痢などに
  • 胃の働きを調和し、消化を促進する。
    胃脘部の膨満感・疼痛、げっぷ・しゃっくり・吐き気・嘔吐・ガス、便が悪臭、下痢などに

 

玉ねぎの栄養と効能

玉ねぎにはミネラルやビタミン、タンパク質など一般的な成分はほとんど含まれていないのですが、それ以外の特定の栄養が豊富に含まれています。その代表的なものが、アリシンという『硫化アリル』と『ケルセチン』です。

硫化アリル

玉ねぎの硫化アリルは切った時に目が痛かったり、玉ねぎ特有のにおいや辛み成分なのです。

硫化アリルはビタミンB1の吸収を高める働きです。ビタミンB1が不足すると疲れやすくなったり、イライラしやすくなります。ビタミンB1は、それだけでは吸収されにくいのですが、硫化アリルと結びつくことで安定した物質を作り出し、体内での吸収率がぐんとアップするのです。

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 硫化アリルには、血液をサラサラにして血栓ができるのを防ぐ作用があることもわかってきて、硫化アリルが脂質と結合することで、ビタミンEと同じような抗酸化作用を発揮するためといわれています。血管を詰まらせる血液のかたまりは、脳梗塞心筋梗塞といった病気の原因になるので、血液をサラサラにする玉ねぎパワーには大いに期待したいですね

 
ケルセチン

玉ねぎに含まれるケルセチンは、外皮に多く含まれ、優れた美肌効果があるポルフェノールの一種です。

玉ねぎの外皮を利用したスープやお茶、また外皮の粉末なども市販されており、それらを上手に食事に取り入れることで、抗酸化作用のあるケルセチンを効果的に摂取でき、動脈硬化、癌などを抑え、様々な健康維持に大きな効果が期待できます。

玉ねぎの外皮を剥き半日から一日ほど天日干しにすると、含まれるケルセチンの量が2倍になると言われていますが、1週間ほど干したら4倍程になるとも言われています

 

玉ねぎの栄養を逃がさない食べ方

玉ねぎは生で食べるのが一番栄養を逃がさなで食べれます。ですが生だと辛みが強かったりしますので食べにくかったら、切ってからバットやボールなどにキッチンペーパーを敷いて広げて空気に15分ほどそのまま置いておくと、辛みが若干おさえられます。また煮込んだりする場合でも切って空気にさらす事で栄養素が安定するので、料理をする時は初めに切っておくと待つ時間が省けますよね‼️

切り方によって辛みをおさえる

玉ねぎの繊維と垂直に切る事で繊維を断ち切り、切った面が空気に触れる面積が大きくなる事で『硫化アリル』が揮発し辛みをおさえることができます。

水にさらすとビタミンやミネラルが溶け出るので空気に触れさせることでビタミンやミネラルを逃さず摂取できます。

水にさらす場合は5分以内にし水気を取ることをおすすめします。

 

玉ねぎの美味しい食べ方

玉ねぎスープ

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約2分の分量

水      400cc

玉ねぎ    2/1個

中華顆粒   10g

醤油     小さじ2

塩・こしょう 少々

 

作り方

①玉ねぎをスライスする

②水を鍋に入れ、①を入れて中華顆粒を入れる

③醤油を入れ、塩・こしょうで味を整える

※玉ねぎの他にも、キャベツやワカメなどを入れても美味しいです。あと、少し水溶き片栗粉で、トロミを付けてから卵を入れても美味しいですよ!

 

まとめ

玉ねぎは、様々な料理に使うことが多い食材なので、ビタミンやミネラルを出来るだけ逃がさずに食べて健康に役立てていきたいですね!

 

 

免疫力の鍵は腸が握っている!

免疫力を高めるためには

免疫力とは、体に入ってきた遺物に抵抗する力のことです。

体内には免疫をつかさどる免疫細胞があり、ウイルスや病原菌が侵入してくると捕食したり抗体を生産したりして対抗してくれます。

免疫細胞の約7割が腸にあり、腸内環境を整えることで免疫力を高めることがでます 

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腸の健康を保つことは、病気や老化の予防につながり、小腸だけでなく大腸にも免疫機能があり、さらに大腸にすむ腸内細菌が免疫力と大きく関係していることが分かっています。
腸内細菌は小腸にもいますが、大半は大腸にあることが分かっています

腸内細菌

腸内には細菌がおよそ1000種類、100兆個にも及ぶ腸内細菌が生息しているんです。

腸内細菌には、善玉菌と悪玉菌そして、どちらでもない中立の日和見菌の3グループで構成されています。これらの菌は互いに密接な関係を持ち、複雑にバランスをとっていて、腸内細菌の中で一番数が多い菌は中間の日和見菌で、次に善玉菌が多く、悪玉菌は少数です

 
悪玉菌が増えると

悪玉菌はタンパク質や脂質が中心の食事、不規則な生活・ストレス・便秘などが原因で腸内に増えてきます。腸内細菌は肥満、糖尿病、大腸がん、動脈硬化症、炎症性腸疾患などの疾患と密接な関係があることが分かっています。これらの患者の腸内細菌は健常者と比べて著しく変化していることが知られています

善玉菌が増えると

善玉菌は乳酸や酢酸などを作り、腸内を酸性にすることによって、悪玉菌の増殖を抑えて腸の運動を活発にし、食中毒菌や病原菌による感染の予防や、発がん性をもつ腐敗産物の産生を抑制する腸内環境を作ります。また善玉菌は腸内でビタミンを産生し、さらに善玉菌の体を構成する物質には、体の免疫力を高め、血清コレステロールを低下させる効果もあります。

 

腸内環境を整えるには

腸内環境を整える事によって肌荒れや便秘、その他の疾患などの改善予防の為に体調にあった食材を選んで食べていかなくてはなりません。

その食材を紹介します。

豊富な食物繊維

水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方を豊富に含んでいる『ごぼう

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ごぼう』はビタミン類は少ないですが、ミネラル類は比較的豊富で、血圧上昇を抑えるカリウム、貧血を予防する鉄、カルシウムとともに骨の合成を助けるマグネシウム、味覚や嗅覚の働きを助ける亜鉛などのミネラルに含んでいます。

 

食物繊維には、水溶性と不溶性があり、それぞれの生理機能が異なっています。

水溶性食物繊維は、便通を良くし血糖値の上昇速度を穏やかにして糖尿病を予防したりします

 

不溶性食物繊維は、水に溶けてしまわずに腸内の水分を吸収し、便の量を多くすることによって、大腸のぜんどう運動を触発して便秘を解消して大腸癌の予防もすると言われています。

 

ごぼう』の旬は11月〜1月、4月〜5月です

選び方

ひび割れが少なく太さが均一なもので、乾燥に弱いので出来るだけ泥付きのものを選びましょう。

保存方

泥付きのものは湿らせた新聞紙に包み冷暗所で洗ったものはポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存してください!

 

ごぼう料理の定番

きんぴらごぼう

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ごぼう
便通を良くしてくれて、五性の涼なので身体にこもった熱を取ってくれる

【人参】
消化機能を高めてくれて、五臓の脾を元気にしてくれる
潤いを補い、目に良い。

【白ごま】
便通を良くしてくれて、肌の潤いを与えてくれる

この3つを使ったきんぴらは

春に負担になりがちな五臓の肝のケアを行い、

冬に体にこもった熱を取り除く作用を持ちます。

 

他にも発酵食品やヨーグルト(乳酸菌)、食物繊維を含んだ食材などの食品を使った料理がありますが、それらを、組み合わせたりして腸を健康にし免疫力を高めて、より良い生活を楽しんでいきたいですね

 

体の体調を整えるには胃腸から‼️

 

胃腸のトラブルは万病のもと!

この季節、どうも元気が出ない、調子が良くない。その不調は胃腸が原因の可能性があります。

胃腸は消化吸収し、食べ物の栄養分を体に巡らせたりするだけでなく、免疫力と深い関係があり、身体全体の調子を司る大事な器官なのです。

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胃腸が原因で異なる症状

風邪やニキビ、肩こりなども胃腸が原因であったりします。

 

原因によって異なる3つの胃腸症状

【1】ストレスや食生活の乱れにより、胃腸症状が起こる場合

•  胃のあたりの張り感

•  肌荒れ

•  肩凝り

•  イライラ

•  抑うつ気分

•  食欲の異常

•  普段よりも甘味を欲する

【2】加齢に伴う変化により胃腸症状が起こる場合

•  若い頃よりも食べられなくなった

•  油料理が以前より食べられなくなった

•  あっさりした料理を好むようになった

【3】生まれつき胃腸が弱い体質の場合

•  胃もたれしやすい

•  疲れやすい

•  風邪を引きやすい

•  冷え性

•  便秘や下痢をしやすい

 

3つの異なる症状から分かるように胃腸が弱ると様々な症状が出てきたりします

胃腸機能が弱ると、栄養が全身を巡らなくなるので、冷え性や肌荒れなど胃腸に結びつかない症状が出てきたりします。

胃腸が整うと慢性的な「なんとなくの不調」も改善されます。

 

〈h2〉胃腸を整える

毎日食べているものが、体を作っています

体の状態と向き合って、そのときに適した食材を選ぶ必要があり、悪い影響を与えるものは控えた方がいいです。そうすることで、体の、さまざまなホルモンや神経伝達物質などミクロな物質が作用してバランスが保たれています。

きちんと栄養を吸収出来る胃腸作りが大切です

胃腸を元気にして強くしていきましょう!

 

胃腸に良い食材

【1】胃腸に負荷をかけずに体の基本を作るアミノ酸スコアが満点の優秀食品の『たまご』

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たまごは食物繊維とビタミンC意外のすべての栄養素を含んでいます。黄身に含まれるリコンは、コレステロール中性脂肪の量を適正に保ったり脳を活性化して集中力を高めたりする働きがあります。

 

【2】天然の胃腸薬と称される『キャベツ』

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キャベツは胃の粘膜の再生や胃潰瘍の治療に効果があるビタミンUやビタミンKを豊富に含んでおり、ビタミンCの含有量も淡色野菜の中ではトップクラスの優秀な野菜なのです。

キャベツから発見されたビタミンUは別名キャベジンとも呼ばれており、胃腸薬としても知られています。胃腸だけでなく、糖尿病、便秘、吹き出物など疾患にも薬効があるとされています。

 

【3】健康に効果のある成分が豊富な『納豆』

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納豆に含まれる、納豆菌は腸内環境を整えるとともに腸内の老廃物を排出する役割があり、便通がよくり、さらに大豆に含まれるたんぱく質は新たな細胞を作る原料となるため、掃除から栄養補給まですべてまかなってくれる最強食品です。

 

【4】腸内の善玉菌を増やしてくれる『ヨーグルト』

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乳酸菌は腸内の善玉菌を増やし、腸のぜんどう運動を活発化させて便通をよくするといった胃腸力を高める効果があり、胃を刺激する成分が含まれていないため、負担をかけずに腸内環境を整えることができます。

 

こういった食材が他にもまだ沢山あります。こんな食材を取り入れて胃腸を整える事で、起こりうる病気や不調を未然に防ぎ楽しい生活を送っていきたいですね!

食材の詳しい効能は近いうちに発信します!

薬膳を知るポイント 2

五臓六腑

 

五臓六腑にしみいる、と聞いたりもすると思いますが、五臓六腑とは何か?てことですよね

 

五臓とは『肝、心、脾、肺、腎』の事で、六腑は『胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦(さんしょう)の事です。

 

五臓と六腑は表と裏の関係で、五臓は栄養を貯蔵して使い、六腑は口から入ったものを仕分けし、栄養を五臓にはに送って、不要なものは体外に排出する働きをします

 

五臓の『肝』とは?

『肝』とは肝臓であり、人の体重の50分の1を占める大きさで、最も大きな臓器であり、『気血』を巡らせ促します。

肝臓の働きは、3つの機能があります

【1】『代謝

【2】『解毒作用』

【3】目が『胆汁の生成・分泌』

 

代謝】について

人間は食べものの栄養素を、そのまま使うことができないので、胃や腸で分解、吸収された栄養素を利用しやすい物質にして貯蔵し、必要に応じて、それらを分解して、血液を巡り全身の器官や臓器に送り出されます

アルコールの飲み過ぎや、肥満になると、肝臓に脂肪が多く蓄積し肝臓機能の低下の原因になる可能性が出てくるので気を付けたいですね!

 

【解毒作用】について

アルコールや薬剤など、代謝の際に生じた体に有害な物質を、毒性の低い物質に変え、尿や胆汁中に排泄するという解毒作用を持っています。

必要以上にアルコールや薬物を摂取すると肝臓の解毒作用が追い付かず、肝臓に大きな負担をかけてしまい、体が疲れやすくなったり、食事が美味しくなくなったりします。

 

【3】『胆汁の生成・分泌』について

胆汁は肝臓の中で常に分泌されていて、主に脂肪の乳化やタンパク質を分解しやすくする働きがあり、このはたらきによって脂肪は腸から吸収しやすくなり、コレステロールは体外に排出するために必要な物質です。

胆汁の流れが悪くなると、白目や皮膚が黄色くなる黄疸(おうだん)と呼ばれる症状があらわれます。
 

 

五臓の『心』とは

『心』とは心臓の事で全身に血を循環させるポンプです。あと感情や意識を司るので「心」の弱りで動悸や不眠、物忘れなどが起こると考えます。夏は「心」の働きが活発になりますが、行き過ぎると高血圧や心臓病のきっかけになるとされます。

心の状態は顔面および舌に表れ、心の活動の状態が最もはっきりと表面に現れるのが舌なのです。味覚や言語などの生理機能は、心の機能が基礎となっていると考えられて、心の活動の異常は、舌が赤く爛れたり、味覚が変になるなどの症状として現れる

 

五臓の『脾』とは

脾とは脾臓の事ではなく『胃腸』の事で『脾』には食物を消化吸収し、全身に送り届ける役割があります

更にからだの免疫力や体格とも密接な関係を持っています。『脾』の働きが正常でないと、からだに様々な不調をきたします

『脾』働きが悪くなると、食欲が湧かない、何となく消化が悪い、体がだるい、疲れやすいなどさまざまな症状が出てきます。

胃の弱い方は意識して消化がよいもの、温かいものを選ぶようにし、むくみなどが気になる方はトウガン、ハトムギ、小豆などの利尿作用のあるものがお薦めですが、体を冷やす涼性のものが多いのでショウガや唐辛子などの香辛料を一緒に取るとよいでしょう

 

五臓の『肺』とは

『肺』は空気に関連し「気」「水」を調節するところです。粘膜を潤して「水」を補うため肌の保湿も「肺」の役割なのです

肺は呼吸器系だけでなく皮膚、大腸とも関係が深いため、肺が弱ることで咳が出たり、肌が乾燥したり、便秘になったりといった不調をまねくと言われています

 

肺を潤す食材の特徴は「白色」とされており、大根、れんこん、牛乳と他にも色々ありますが、季節や体質、体調に合わせて食材を選んでいきたいですね!

 

五臓の『腎』とは

『腎』とは『腎臓』の事です。腎臓は、血液を濾過(ろか)して老廃物や塩分を尿として体の外へ追い出し、体に必要なものは再吸収して体内に留める働きをしています。

腎臓はエネルギーを蓄え、老化を予防し、美容に働きかけたり、成長や発育を促す、ホルモンバランスを整えるといった働きがあります

 

 

この五つの臓のことを考えて体調、体質にあわせて食材をバランス良く取り入れ、少しでも身体を健康な状態である事を心がけていきたいですね