shinyaの薬膳blog

薬膳をとうして色々な病気予防、改善して健康な体作りをする為のブログです

目が疲れる、爪がもろくなるのはSOSのサイン‼︎

「肝」からの可能性

スマホやPCを使う時間が長くなり、夕方には目が疲れやすい人も多くなっています。

 

「目」と「血」と「肝」は、実は密接に関係しているのす。

 

目の疲れを改善して次の日に疲れを残さない

五臓に不調が生じると、その臓器に関係の深い特定の場所にサインが出ます。

f:id:xshinya:20201118001318j:image

上の五臓関係図を見ると分かりますが「肝」の横に「目、爪、筋」と書いてあります。

 

」に不調が生じたときに、「目が疲れる」「爪がもろくなる」「足などの筋がつる」といった形でサインが出ることを表しているんです。

 

それ以外の臓器も同様です。

 

「肺」のところを見ると、「皮膚、鼻、呼吸器」とありますが、

「肺」が乾燥によって不調をきたしたときには、皮膚や鼻、呼吸器にはトラブルが出やすくなり、それらが「肺」の不調を知らせるサインであることと捉えることができるんです。

 

これらのサインが出たら該当する臓器の不調を疑い、ほかの症状なども検討しながら、その臓器を助ける養生を心がけてていきましょう!

 

「肝」の場合は、本来貯蔵されている「血」が不足しているようであれば補い

 

巡らせる機能がダウンしているようならば

 

巡りを助ける食べ物を選ぶようにしましょう!

 

このように「肝」の機能を整えていくことで、目の疲れをはじめ爪、筋などのトラブル改善をしていくことが出来るんです。

 

「肝」は酸味を好む臓器なので、トマトや柑橘類、キウイフルーツ、酢なども助けになります。

 

また、「肝」はストレスに弱いので、できるだけストレスを避け、リラックスできる環境に身をおくことでも「肝」の養生となり、目の疲れの改善にもつながります。

 

 

目の疲れ対策


空気が乾燥すると、喉や肌だけではなく、目も乾燥します。

f:id:xshinya:20201119100839j:image
漢方では症状を引き起こす乾燥を燥邪(そうじゃ)と呼び、全身の潤いを奪うと考えます。


冬は空気の乾燥に加え、エアコンの稼働により室内はさらに乾燥し、ドライアイを強く感じる季節だとも思います。


漢方の五臓の考え方では、肝に貯蔵された血は目に栄養を与え、物を見て、五色を見分ける力を養い、肝血が不足すると、視力の低下や、眼精疲労、目の乾燥が起こると捉えています。

 


薬膳では「明目(めいもく)」という働きのある食べ物が、目の疲れを癒し、かすみ目や視力の不調を解消するとされています。

 

明目の食べ物

黒米、クコの実、にんじん、ブルーベリー、ししとうがらし、春菊、苦瓜、いわし、昆布、レバー、緑茶、菊花など。

 

 

そして、PCやスマホの使用で目を酷使すると、目に栄養と潤いを与えている「血」が消耗されて、疲れ目やドライアイがおこりやすくなります。

 

血を補う働きのある「補血(ほけつ)」の食べ物もおすすめです。

 

補血の食べ物

ほうれん草、にんじん、黒きくらげ、黒豆、黒ゴマ、牛肉、豚肉、卵、鮭、ブリ、カツオ、マグロ、イカ、牡蠣、うなぎ、穴子、ひじき、桃、ぶどう、アーモンドなど。

かつお節やツナ缶を活用して野菜と和えれば手軽に一品できます。

 

まとめ

明目の食材と補血の食材を取り入れ、ストレスを避けて、「肝」の機能を整えて次の日に出来るだけ疲れを残さないようにしていきましょう!