食べすぎ、飲み過ぎには胃をひと休み!
最近、食べすぎ飲みすぎた翌日は胃が辛い…
夜遅い食事や脂っぽい食事は胃がもたれる…
こんな経験ありませんか?
これからの忘年会・新年会シーズンに向けて、胃が疲れたときにオススメしたい胃もたれを改善する方法をご紹介します
胃もたれを改善して楽しい食事を楽しむ
中医学では胃痛の原因はスムーズに流れるべき胃の気血が滞ることによって起こると考えられています。
胃は口から入ってきた飲食物を受け入れる搬入会社です。
食物を受け入れて細かく消化し、腸へ降ろしていくという働きを担っています。
そのため胃の気は下へ降りるのが正しい向きになります。
この胃の働きが衰えると、消化不良をおこすだけでなく、
胃の気が逆流して「胃気上逆(いきじょうぎゃく)」といわれる上方向への気の流れの異常となって現れるんです。
これがムカムカや吐き気などの胃もたれ、げっぷやしゃっくりといった症状です
胃痛・胃もたれの主な原因
胃の気血の流れが悪くなる原因としては
①ストレス
②冷たいものの食べ過ぎ飲み過ぎ
③暴飲暴食が挙げられます。
人の情緒を司る「肝」は脾胃の消化を助ける働きもあります
いやなことや心配事があると、胃が痛くなったり食欲がなくなったりするのはこのためなんです。
また、冷たい食べ物ばかり食べるのも胃の気血の流れを悪くしますし、
暴飲暴食で次々と食べ物が入ってくると、
働き過ぎの搬入会社(胃)の社員が「もうこれ以上は無理です!」と悲鳴を上げます。
このサインとして、痛みを発したり胃もたれを感じやすくなってしまうんです。
胃腸が弱っている時は、1日2食でバランスを
胃腸に負担をかけた翌日は、朝は消化を促すスープにしたり、昼は抜きにして早めの夕飯にするなど、1日2食にしてもいいですね!
まずは胃腸をいたわることが大切です。
また、現代人は食べすぎと言われているんです。
飲んだ翌日に限らず、定期的に夕飯を抜く「1日2食」の日をつくり、胃に消化活動をさせない休息を与えることは、実はとても良いことなのですよ。
大切なのは、ご自身で体調・体質をきちんと把握し、自分の健康を自分の力で調整・維持することがとても大切なことなんです。
そのためにもしっかりと食生活から改善を図りましょう。
胃痛や胃もたれのあるときにおススメの食材
胃の不快感を解消する開胃(かいい)(=胃をスッキリ)作用のあるもの、胃気の上逆を改善する「降(こう)」の作用のある食材を摂ります。
おススメ食材
とうもろこし、にんじん、じゃがいも、里芋、白菜、青梗菜、りんご、大根、かぶ、キャベツ、パパイヤ、パイナップル、キウイなど。
胃痛・胃もたれのあるときに食べてはいけないNG食材
胃は食べ物の影響をダイレクトに受けるため、
おススメ食材のほかに胃の不快感があるときに食べてはいけないものについても知ってくださいね。
NG食材
冷たい食べ物や飲み物、香辛料や刺激物、
消化に悪いごぼう、たけのこ、
れんこん、硬い肉、脂身の多い肉、揚げもの、
砂糖たっぷりの甘いスイーツ、
塩分の強いもの、酸味の効いたもの、
味付けの濃いものなど。
まとめ
体のことを考え、違和感や痛みが出てきたときは、早めに対応することで、痛みが和らいだりします
胃をいたわり毎日を楽しく食事をしましょう!