shinyaの薬膳blog

薬膳をとうして色々な病気予防、改善して健康な体作りをする為のブログです

玉ねぎは生活習慣病予防の特効薬

玉ねぎの味と性質

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玉ねぎは薬膳の考え方では、五味は『辛い』『甘い』で帰経は『脾』『肺』『胃』『心』です

  • 弱っている脾の働きを高め、気の巡りを改善する。 ため息、胸脇部の脹れ、おなかの張り・下痢などに
  • 胃の働きを調和し、消化を促進する。
    胃脘部の膨満感・疼痛、げっぷ・しゃっくり・吐き気・嘔吐・ガス、便が悪臭、下痢などに

 

玉ねぎの栄養と効能

玉ねぎにはミネラルやビタミン、タンパク質など一般的な成分はほとんど含まれていないのですが、それ以外の特定の栄養が豊富に含まれています。その代表的なものが、アリシンという『硫化アリル』と『ケルセチン』です。

硫化アリル

玉ねぎの硫化アリルは切った時に目が痛かったり、玉ねぎ特有のにおいや辛み成分なのです。

硫化アリルはビタミンB1の吸収を高める働きです。ビタミンB1が不足すると疲れやすくなったり、イライラしやすくなります。ビタミンB1は、それだけでは吸収されにくいのですが、硫化アリルと結びつくことで安定した物質を作り出し、体内での吸収率がぐんとアップするのです。

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 硫化アリルには、血液をサラサラにして血栓ができるのを防ぐ作用があることもわかってきて、硫化アリルが脂質と結合することで、ビタミンEと同じような抗酸化作用を発揮するためといわれています。血管を詰まらせる血液のかたまりは、脳梗塞心筋梗塞といった病気の原因になるので、血液をサラサラにする玉ねぎパワーには大いに期待したいですね

 
ケルセチン

玉ねぎに含まれるケルセチンは、外皮に多く含まれ、優れた美肌効果があるポルフェノールの一種です。

玉ねぎの外皮を利用したスープやお茶、また外皮の粉末なども市販されており、それらを上手に食事に取り入れることで、抗酸化作用のあるケルセチンを効果的に摂取でき、動脈硬化、癌などを抑え、様々な健康維持に大きな効果が期待できます。

玉ねぎの外皮を剥き半日から一日ほど天日干しにすると、含まれるケルセチンの量が2倍になると言われていますが、1週間ほど干したら4倍程になるとも言われています

 

玉ねぎの栄養を逃がさない食べ方

玉ねぎは生で食べるのが一番栄養を逃がさなで食べれます。ですが生だと辛みが強かったりしますので食べにくかったら、切ってからバットやボールなどにキッチンペーパーを敷いて広げて空気に15分ほどそのまま置いておくと、辛みが若干おさえられます。また煮込んだりする場合でも切って空気にさらす事で栄養素が安定するので、料理をする時は初めに切っておくと待つ時間が省けますよね‼️

切り方によって辛みをおさえる

玉ねぎの繊維と垂直に切る事で繊維を断ち切り、切った面が空気に触れる面積が大きくなる事で『硫化アリル』が揮発し辛みをおさえることができます。

水にさらすとビタミンやミネラルが溶け出るので空気に触れさせることでビタミンやミネラルを逃さず摂取できます。

水にさらす場合は5分以内にし水気を取ることをおすすめします。

 

玉ねぎの美味しい食べ方

玉ねぎスープ

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約2分の分量

水      400cc

玉ねぎ    2/1個

中華顆粒   10g

醤油     小さじ2

塩・こしょう 少々

 

作り方

①玉ねぎをスライスする

②水を鍋に入れ、①を入れて中華顆粒を入れる

③醤油を入れ、塩・こしょうで味を整える

※玉ねぎの他にも、キャベツやワカメなどを入れても美味しいです。あと、少し水溶き片栗粉で、トロミを付けてから卵を入れても美味しいですよ!

 

まとめ

玉ねぎは、様々な料理に使うことが多い食材なので、ビタミンやミネラルを出来るだけ逃がさずに食べて健康に役立てていきたいですね!